MRの医薬・医療業界での転職支援・人材紹介
  • ホーム
  • MCの特長
  • 転職支援サービス
  • 簡易登録
  • FFS診断
  • NewsWEEC Pick Up
  • WEEC REPORT
  • プレノミネート
MRの医薬・医療業界での転職支援・人材紹介
  • ホーム
  • MCの特長
  • 転職支援サービス
  • 簡易登録
  • FFS診断
  • NewsWEEC Pick Up
  • WEEC REPORT
  • プレノミネート

ホーム > NewsWEEC Pick Up > 元エリートヤンキーMRの独り言 > 中分子医薬品




NewsWEEC Pick Up メディカルキャリアのメールマガジン『NewsWEEC』から、選りすぐりのコンテンツを掲載


全員閲覧可

中分子医薬品

2017年7月26日 水曜日

次世代の創薬技術として注目を集める「中分子医薬品」に、製薬各社が名乗りを上げています。中分子は聞き慣れない言葉ですが、核酸医薬品に代表されるペプチド医薬品となります。

「オプジーボ」「キイトルーダ」などの抗体医薬品は、分子のサイズが大きい高分子医薬品で、効果は高いのですが、製造に手間がかかり価格が高くなります。また開発も難しく1品目創生するのに数年かかるといわれています。標的への特異性や結合力が強く、タンパク質同士の結合を阻害するのは得意です。しかし、その大きさゆえ細胞内に入ることはできません。経口投与ができないというデメリットもあります。また、標的分子の枯渇という現実に開発競争は熾烈を極め、限界も見え始めました。

一方、以前からある薬の多くは、分子サイズが小さい低分子医薬品となります。化学合成でき安価かつ経口投与が可能で、分子量が小さいので細胞内に入り込め、細かな標的を狙うのに適しています。ただ様々な細胞に広く作用するため、切れ味は悪くて副作用も多く、生活習慣病を中心に画期的な医薬品の創生は終了したといわれます。

その中で注目の集まる中分子医薬品は、両者の中間の大きさで、高分子医薬品の効果を持ち、低分子医薬品のように経口投与も可能で、化学合成できるため製造コストも安く抑えられると期待されます。

低分子・中分子・高分子の明確な定義はないようですが、低分子医薬品は分子量500以下、高分子医薬品の分子量は15万程度で中分子医薬品はその中間の数千といわれています。

分子量による特徴
    副作用 特異性 経口剤 合成 コスト
低分子  ×   ×   ○   ○   ○
中分子  ○    ○   ○   ○   ○
高分子  ○    ○   ×    ×   ×

では、このようにメリットを併せ持つ中分子医薬品の開発が、今まで進まなかったのはどうしてでしょう。それは、体内での安定性に問題があり、目的の細胞まで到達する前に分解されて効力を発揮できないことにありました。

この開発を可能にしたのは、東大発の創薬ベンチャーペプチドリームです。ペプチドリームは、体内でも溶けにくいペプチドを大量合成する技術を確立し、高分子化合物の数十倍のスピードで有望な医薬品の候補を見つけだすことに成功しました。

また、このペプチド自体はシクロスポリン等の医薬品で商品化されていますが、これは天然由来で化学合成されたものでなく、合成にはコストがかかりました。この合成技術が確立されたことで注目を集めるようになりました。

今後は、新薬=高価という方程式を覆し、副作用とコストに優しい中分子医薬品の開発に期待したいと思います。そのことが、医療制度の安定的維持にも貢献するからです。

全員閲覧可

『他山の石』と『対岸の火事』

2017年12月20日

全員閲覧可

ベーシックインカム

2017年11月22日

全員閲覧可

新規参入者

2017年10月25日

全員閲覧可

ワトソン先生

2017年9月27日

全員閲覧可

パラダイムシフト

2017年8月30日





他の連載コンテンツ