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前門の虎、後門の狼

2015年1月7日 水曜日

昨年は、ジェネリックのシェアが大幅に伸び、新薬メーカーが苦戦を強いられる年でした。今年は新薬メーカーにとってどのような年になるか。

 

ことわざで表現すれば『前門の虎、後門の狼』の年になると考えています。

 

趙弼『評史』 にある「前門に虎を拒ぎ後門に狼を進む(表門で虎の侵入を防いでいるときに、裏門からは狼が侵入してくる)」から、前後から虎と狼に挟み撃ちされては勇者であってもたち打ちできず、窮地を脱する手立てがないさまを表しています。

 

ここでいう虎はジェネリック(GE)に、狼は抗体医薬に置き換えてください。言い換えると『前門のジェネリック、後門の抗体医薬』となります。

 

昨年の調剤報酬の改定は、虎であるGEのシェアが拡大すると共に、パテントクリフが立ちはだかります。

 

一方、抗体医薬がなぜ狼となるのか。そこには、研究・開発の高いハードルが存在するからです。最近の新薬において、メガファーマですら自社での創薬は半分程度になっています。特にバイオ医薬品(抗体医薬含む)は、ノウハウを持たないメーカーが簡単に研究・開発に着手できるものではありません。そのため、外部のベンチャーや大学に活路を求め、M&Aやオープンイノベーションを探ることになります。

 

過去のM&Aや産学共同との違いは、回収見込みが立つまで投資を控えていては競合に先を越されることから、研究の早い段階から囲い込む多額の費用が必要となることです。とは言え、パテントクリフで利益が大幅に減ることから、リストラに頼ることになります。

 

その一例として、GSKはアメリカの研究所のリストラを発表しています。日本においても、生活習慣病の低分子薬の研究分野はリストラ対象と考えられます。更に、開発力の乏しいメーカーは、新たな立ち位置を見つけなければなりません。

 

グローバルメガファーマですら激しい競争にさらされている状況では、国内メーカーは更に厳しい環境が待っているといえます。昨年、小野薬品が抗PD-1抗体のオプシーボをメラノーマの適応で発売しましたが、日本・韓国・台湾を除く販売権はBMSが持っています。アメリカでは、メルクがBMSに先んじて承認を受けました。このように、小野薬品がどこまでリードを保て利益を享受できるか微妙な状況です。最大手の武田薬品では、新薬はいくつか出ていますが、消化器系や循環代謝系の領域でイノベーションを感じません。やはりグローバルメガファーマに対抗できる国内メーカーは1社か2社なのでしょうか。30年前から言われてきたことですが、ここにきて時間が無くなってきました。

 

市況の変化は、MR業務の分化をもたらすことになります。一部の業務はMSL(メディカルサイエンスリエゾン)に移行し、一部はCSOや医薬品卸へのアウトソーシングが採用されるでしょう。

 

次回は、MR業務の分化について考えてみます。

 

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