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国内大手メーカーの決算に見る辛口コメント

2015年6月17日 水曜日

昨年の製薬メーカーの決算は、薬価改定とGEへの処方誘導の政策がはっきりと反映され、暗雲に包まれる視界不良の結果となりました。加えて、新薬開発のハードルは高くなり、20年を目標にGEのシェアを80%に高めることも決定し、今後の生き残りに黄色信号がともっています。しかしながら、メーカーの第二次再編の動きは見えてきません。大きくなることが、必ずしも成長につながらないと言われ、改革のサボタージュの言訳に使われています。

 

日本には、新薬メーカーの指定席は3社程度しかありません。その視点で、国内大手の状況を辛口にコメントします。
1. グローバル展開できる会社は1~2社(売上2兆円以上)
2. アンメットニーズで領域や地域で活動できる2~3社(売上5千億円以上)

 

■武田薬品
米国でのアクトスの訴訟に和解金支払いで、国内でのブロプレスの誇大広告も業務改善命令という意外に軽い行政処分で、国内外の難題の解決にめどをつけた。これから、大攻勢に出たいところであるが、国内を見る限り勢いを感じない。アジルバ、タケキャブ、ザファテックと大型期待の商品は準備されているが、プライマリーケア中心でイノベーションに値する薬剤とはいいがたい。タケキャブも、新規作用機序を売りにするが、PPIと効果に変わりはなくタケプロンの補完である。H2拮抗剤のタガメットで潰瘍の手術がなくなり、PPIのオメプラールでヘリコバクターピロリの除菌を可能にしたようなインパクトはない。日本のトップメーカーとしてイノベーションと呼べるような製品をぜひお願いしたい。しかし、現状を見る限り苦境が続く。新たなM&Aに動くか、日本橋製薬村の新ビルに移転するまでには大きな展開を期待する。

 

■アステラス製薬
国内で合併に最も成功した会社といわれる。過去に決別した姿勢が、高い評価に結び付き、前期も最高の収益を上げている。その一方で、国内は売り上げが6%ダウンと、他社に比べても落ち込み幅が大きい。イクスタンジが予想を超えて大きく貢献したが、スーグラが全く数字を作れていない。今後、海外での好調さと裏腹に、ミカルディスをはじめ多くの製剤でパテントクリフが迫ってくる。アンメットニーズをとらえた商品構成が対策のキーとなる。オンコロジーと泌尿器の市場で存在感がどの程度出せるか問われている。社長がM&Aを否定していないだけに、次の再編のキーになるかもしれない。

 

■第一三共
懸案であったランバクシーを売却し、やっと問題の事業から撤退が可能となった。売却損も最小限に抑えることができたが、新薬事業への回帰も、先頭から見ると1周遅れから2周遅れに差がさらに広がった。合併の効果も発揮できず10年が過ぎ、これから迎えるオルメテックのパテントクリフが最大の試練となる。来年は米国で、その後国内でと特許切れが続く。その対策としてリクシアナの拡大をあげているが、競合が既に先行しており新規性に乏しい。オルメテックのダメージでノックアウトになるようだと、国策としての合併は必須だ。30年前から、生き残る国内大手メーカーは2社といわれていた。

 

■エーザイ
売り上げのダウン幅は10%を超え大苦戦だ。10年前にアステラスへの参加を拒否したような勢いはない。アリセプトでレビー小体認知症やパリエットで低用量アスピリン潰瘍再発抑制を訴えているが、GEの浸食を食い止めることはできない。コプロであるヒュミラやリリカで売り上げを維持している状態だ。神頼みで、オンコロジー領域での拡大に期待する。その組織力を魅力としてM&Aの対象となるかもしれないが、会長の決断次第か。

 

■田辺三菱
レミケード以外に大型品がなく、この薬剤の売上いかんで業績が左右される。既にバイオシミラーが発売され、一般に見られる雪崩のようなGEの参入はないと思われるが、期待する売上げの維持が可能かどうか疑問は残る。また、リウマチ領域は参入薬剤が多く、新患獲得も厳しさが増す。元々多くのメーカーを巻き込んで成長してきただけに、親会社の三菱化学の考え方によっては、次の大きな展開も考えられる。過去には、化学に商事・銀行を絡めて、大手製薬メーカーを三菱グループに加えることが悲願だといわれた時期もあった。

 

■塩野義製薬
クレストールはAZと合算で国内1,000億円を突破し成長を続けている。一方、パテントクリフを考慮して、AZとの間で契約の改定が行われ対策を打っているが、それに続く薬剤が出てこない。昨年、武田との合併話もあったようだが、面子か驕りか破談となってしまった。この規模で生き残るには、アンメットニーズを取り込むしかないが、そのTVCMでは厚労省から指導を受けた。また、この規模の製薬メーカーが乱立することが社会的損失と考える。長い付き合いのイーライリリーと関係を深めるか、武田との関係を再考するか、何らかの選択を迫られる。

 

■大日本住友製薬
社長がMRの見直しに言及したことから現状の厳しさが伝わる。生活習慣病領域での売上確保を考えていたが、予想以上の減収となり、それに続くラツーダの国内開発の失敗で暗雲が立ち込めている。若手MRをオンコロジーやCNSに集めて体制を整えているが、薬剤の開発が間に合うかどうか、もしくは、優秀な薬剤を導入できるか、与えられた時間的余裕は少ない。頼みの米国でもラツーダのパテントクリフが数年先に迫り、出身母体の住友化学による活性化が必要か。

 

■小野薬品
オプジーボで注目を集めるが、決算内容は薬価改定とGEの影響で厳しい内容であった。オプジーボは今後適応が拡大し売上にも貢献してくると思われるが、メルクなどの追い上げもあり競争が一層激しくなる。一方、既存薬は厳しく、オプジーボの収益化まで体力が続くかどうかが大きな鍵となる。海外展開はBMSが担当しており、自社での海外展開は放棄した。BMSと組むことで、フォシーガやオレンシアといった薬剤を手に入れたが、企業のポテンシャルを失うこととなり、今後、人材確保やグローバリゼーションで足かせとなりかねない。

 

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