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韓国のバイオメーカー

2016年3月23日 水曜日

現在の新薬開発の主流は、バイオ医薬品といっても過言ではありません。中でも、抗体医薬に注目が集まっていますが、今後は核酸医薬等に引き継がれ、従来型の低分子医薬品は、ジェネリックの影響もあり、市場の伸びは期待できないものと思われます。

 

バイオ医薬品は、欧米のメーカーが主導し、ヨーロッパのロシュやベーリンガー・インゲルハイムが大きな生産設備を有しています。一方、日本企業は、一部例外(小野のオプシーボ)を除けば、低分子医薬品の利益に安住するあまり、バイオ医薬品への参入が大きく遅れ、抗体医薬品の研究・開発では欧米メーカーに完敗の状況です。

 

その結果、バイオ医薬品の製造設備は、ロシュ傘下にある中外製薬と協和発酵キリンといった限られたメーカーに見られる程度で、注目されるバイオシミラー(BS)さえも韓国に依存するしかないといった寂しい現状にあります。

 

【日本のBS開発メーカーとその提携先】

・日本化薬    = セルトリオン(韓)

・持田製薬    = LGライフサイエンス(韓)

・明治HD      = 東亜製薬(韓)/ ジーンテクノサイエンス(日)

・日医工       = エイプロジェン(韓)/ ハイニックス(韓)

・協和キリン = 富士フィルム(日)/ アストラゼネカ(英)

・第一三共    = コヒーラス(米)

 

韓国は、国を挙げてバイオ医薬品の受託製造とBSの開発に取組んでいます。1997年の通貨危機を経て政府が新たな産業育成の柱に位置付け、企業もそれに応える形で思い切った投資で生産体制を増強し研究体制を整備してきました。今では、世界の1/3の生産量を誇るまでになり、今後も増強を続けていく方針です。

 

セルトリオンは、昨年時価総額1兆円を超え、レミケードのBSを世界50か国で販売し、ハーセプチンBSも最終段階にあり、リツキサンBSの創製に世界で最初に成功しています。研究開発に売上の30~40%を投入し、売上・研究費とも倍々ゲームを続けています。

 

サムスンは、バイオを次の世代の中核事業と位置付け、サムスンバイオロジクスでバイオ医薬品の受託生産に力を入れています。生産設備を積極的に増強し、ベーリンガー・インゲルハイムを抜いて世界一の受託メーカーになることを目指しています。ここで目を見張るのは、世界から人材を集め、大学にも寄付による学科を新設し、半導体で成功した構図の再現を狙っていることです。また、BS開発のサムスンバイオエビスを設立し、自らBSの開発にも着手しています。サムスンの試算では、半導体の生産管理がそのまま活かせることから営業利益は売上の50%を見込んでいます。

 

この2社以外にも、最古参のLGライフサイエンス、新興勢力としてエイプロジェンやハイニックスも加わり、熾烈な競争が繰り返されています。

 

日本メーカーは、韓国メーカーからBSを導入することで、開発も生産もすべて失うことになります。この構図は、過去家電やスマホで見てきた日本企業の衰退を思い起こさせます。シャープが鴻海に買収されたように、日本の医薬品メーカーが韓国のバイオメーカーに飲み込まれる可能性は否定できません。

 

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