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NewsWEEC Pick Up メディカルキャリアのメールマガジン『NewsWEEC』から、選りすぐりのコンテンツを掲載


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高額薬剤

2016年5月25日 水曜日

オプジーボが肺がんの適応を取得したことをきっかけに、高額新薬が各種マスコミを賑わせています。以前よりC型肝炎の治療薬でも問題視されてきましたが、オプジーボが進行性の肺がん患者の5万人に使われた場合、1兆7500億円の薬剤費が掛かると公表されてから数字が独り歩きしています。結果として国も対策を迫られ、2年かけて7種類(※)の薬剤の費用対効果を検討することになりました。  

 

※7製剤 

ソバルディ      (C型肝炎 ギリアド)

ハーボニー      (C型肝炎 ギリアド)

ヴィキラックス(C型肝炎 abbvie)

ダクルインザ   (C型肝炎 ブリストル)

スンベプラ      (C型肝炎 ブリストル)

オプジーボ      (抗がん剤 小野薬品)

カドサイラ      (抗がん剤 中外) 

 

マスコミも製薬会社が儲け過ぎと騒いでいるだけで、解決策を提案することはありません。症状による使用制限・年齢制限・自費負担の増加と、どの方法もマスコミにとっては広告費欲しさの保身から主張できないものばかりです。  

 

一方、開発メーカーの小野薬品は、2016年度のオプジーボの売上を1260億円と試算しています。1260億円と1兆7500億円では14倍の開きがあります。売上は上振れするでしょうが、むしろメーカー側が冷静に判断していることがうかがえます。米国の調査会社は、オプジーボの売上を2020年に1兆円程度と見込んでいますから、日本でのオプジーボの売上予想は3000億円程度といえます。

 

医療関係者には、徒に大騒ぎするだけでなく、しっかりとしたルール作りが求められています。その時に必要なのは、高額薬剤や高額医療機器を叩くという単純な視点でなく、医療の本質は何かを問うことです。

 

C型肝炎であれば、肝がんに進行してかかる医療費を比較すれば費用対効果の計算は簡単です。末期がんとなれば、1%でも可能性が残されている治療法に、患者も家族も望みをかけるのは必然です。新薬で生存期間を延ばすこと=医療費の増大につながるわけです。オプジーボの使用で、1年生存率が39%から51%へ改善されました。統計上は素晴らしい効果ですが、一方で49%の方は亡くなられたことになります。加えて51%の方もすべてが寛解するわけでもありません。

 

がんという病気を考えるとき、医療を超えて死の概念を大きく変える必要があります。医療の発達で、日本人の平均寿命は80歳を超えています。そこで、80歳を超えた末期がんは寿命と考え、治療は行わないことを提案します。ここで提供する医療は、高度な緩和ケアです。あえて治療を望む場合、自己負担で対応していただきます。しかし、若年者のがんは、適応患者を明確にしながらも、可能性があれば投与を継続するルール作りが必要です。

 

提案

1. 開発メーカーには、患者マッチングのために検査キットの開発を義務づける。(例えば、検査キットができない場合、薬価を最高30%ダウンさせる)

2. 80歳を超えた末期がん患者は寿命とみなし、社会保障での治療は実施しない。

3. 上記の患者に対し、最高度の緩和ケアを実施する。

4. 上記の患者が治療を望む場合、自由診療とみなし100%自己負担とする。

 

最後に、価格にまつわるお話。 アジア人のメディカルツーリズムでの話ですが、C型肝炎の治療を日本で受けた患者が選ぶ薬剤は、費用対効果からハーボニーではなくダクルインザ+スンベプラだそうです。日本人は、皆保険や高額医療費補助制度で薬剤価格に無頓着ですが、この事例からもわかるように、価格は大きな選択のファクターとなります。

 

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