MRの医薬・医療業界での転職支援・人材紹介
  • ホーム
  • MCの特長
  • 転職支援サービス
  • 簡易登録
  • FFS診断
  • NewsWEEC Pick Up
  • WEEC REPORT
  • プレノミネート
MRの医薬・医療業界での転職支援・人材紹介
  • ホーム
  • MCの特長
  • 転職支援サービス
  • 簡易登録
  • FFS診断
  • NewsWEEC Pick Up
  • WEEC REPORT
  • プレノミネート

ホーム > NewsWEEC Pick Up > 元エリートヤンキーMRの独り言 > MRの知識の幅




NewsWEEC Pick Up メディカルキャリアのメールマガジン『NewsWEEC』から、選りすぐりのコンテンツを掲載


全員閲覧可

MRの知識の幅

2015年4月30日 木曜日

前回、前々回と製薬メーカーの構造変革について考えてみました。その中で述べたように、これからの医薬品は、相対的に治療への貢献度が低下してきます。特に、オンコロジーや希少疾患では、医薬品は主要な治療手段とならない場合もあります。プライマリケアの領域では、医薬品の治療における貢献度が高く、80%以上の患者に効果が認められ、アドヒアランスの向上を追求することで医薬品の売上に貢献してきました。この領域では、自社の医薬品に対する知識が主で、対抗品の知識があればMR活動に大きな問題はありませんでしたが、今後は、求められる知識の幅が大きく広がってきます。医療の現場が、治療のベストミックスを模索するとき、その話についていけないMRは、邪魔な存在として退場するしかありません。

 

週刊ダイヤモンドの4/18号に『がん』の特集が組まれています。新薬として小野薬品のオプジーボが大々的に紹介されています。オプジーボに関しては、日本で初めて認可されたPD-1抗体で、世界のPD-1抗体の開発競争の先頭に立っていることは有名ですが、アメリカでは、メルクもメラノーマの治療薬としてオプジーボに先駆けてPD-1抗体を発売しています。オンコロジーを担当するMRとして、世界のトレンドを知っておくことは非常に大事なことです。同時に、この特集では、ダヴィンチや重粒子線も大きく取り上げられています。

 

ダヴィンチとは、腹腔鏡手術をロボットの支援で進化させたものです。アメリカで開発され、2005年ごろ東京医大に導入され10年が経過しました。当時から、ニュースでも取り上げられ、前立腺がんの手術で高い成功率を誇っていましたが、日本の医師の器用さもあってアメリカほど評判にはなっていませんでした。しかし、過去の慈恵医大や現在問題となっている群馬大学や千葉県がんセンターの腹腔鏡手術を見るにつけ、ダヴィンチは患者にとって安全な手術との認識が急速に広まっています。2012年前立腺がんが保険適用になり、多くの病院で導入が進む中、がん研有明病院では様子を見ることにしました。その結果、前立腺がんの手術が大幅に減り、急遽、昨年秋に導入し、手術数は回復しているようです。患者やその家族はインターネットでダヴィンチが導入されている施設を選んで受診していることがうかがえます。既に、腎・膀胱・肺・直腸・食道・膵臓・甲状腺といった臓器のがんに使用され、婦人科や耳鼻科での導入も始まりました。今後、がんの手術が大きく変わっていくでしょう。

 

重粒子線治療は、以前から放射線医学総合研究所で行われていましたが、現在は兵庫、群馬、佐賀に開設され、今後も横浜、大阪、山形、沖縄に予定されています。重粒子線のメリットは、X線が正常な細胞を傷つけてしまうのに対し、がん細胞にピンポイントで照射できることにあります。私も、放医研の施設を見学したことがあります。診察室はMRIのような放射線の照射装置があるだけですが、地下にはサッカーグランド大の発生装置があり、陸上トラックのような加速器の中で光速に近い重粒子線を発生させ、がんに照射しています。放医研は、日本で最初の施設で医学以外の用途の研究にも利用されているので、驚くほどの規模が必要でしたが、最近の施設は、医療に限定したために1/3の面積と直径20mの加速器が設置されています。それにしても大がかりな装置に違いありません。今後は、重粒子線だけでなく、陽子線やX線の新しい制御技術も開発されており、放射線治療の進化に弾みがかかるでしょう。

 

ダヴィンチや重粒子線のような新しい技術を導入すれば、ベストミックスが刷新され、医薬品の使われ方も変わります。MRがグループ医療の参加者として認められるには、医薬品にとどまらず幅広い知識が必要となります。まずは興味を持って知識を蓄えていくことです。不勉強なまま医師に面会しても邪魔者扱いされるでしょうが、基本知識に基づいた医師への質問は、MRの評価を高めることになります。

 

参考
ダヴィンチは、東京医大のホームページで大々的に情報が公開されています。オペ室の見学は難しいかもしれませんが、WEB上に情報はいくらでもあります。
http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/davinci/top/index.html

 

放射線医学総合研究所は年1回一般開放されていますから、積極的に見学を申込み体験することも必要でしょう。
http://www.nirs.go.jp/index.shtml

 

全員閲覧可

『他山の石』と『対岸の火事』

2017年12月20日

全員閲覧可

ベーシックインカム

2017年11月22日

全員閲覧可

新規参入者

2017年10月25日

全員閲覧可

ワトソン先生

2017年9月27日

全員閲覧可

パラダイムシフト

2017年8月30日





他の連載コンテンツ