ホーム > NewsWEEC Pick Up > 健康人事委員会便り > ~健康人事委員会便り 第42号~

全員閲覧可
~健康人事委員会便り 第42号~
2017年11月8日 水曜日
「ベンチャー型事業承継」 第2弾
前回に引き続き、このテーマについてご紹介させてください。
繰り返しになりますが、ベンチャー型事業承継とは
「若手経営者が、家業が持つ、有形無形の経営資源を最大限に活用し、リスクや障壁に果敢に立ち向かいながら、新規事業、業態転換、新市場開拓など、新しい領域に挑戦し続けることで永続的経営を目指し、社会に新しい価値を生む出すこと」 と定義付けられています。
幸運にも大阪に出張した際、ベンチャー型事業承継の仕掛け人である山野千枝氏にお目に掛かる機会に恵まれました。
氏の専門は広報、ファミリービジネスの事業承継。ベンチャー、コンサルティング会社を経て、2000年の創業時より大阪市の中小企業支援拠点である「大阪産業創造館」に参画。2016年には、社史を活用した採用を手掛ける会社を立上げ。近畿経済産業省ベンチャーエコシステム「Next Innovation」にて、全国で初めて中小企業の若手後継者問題をベンチャー政策として提言。「存在力は競争力」をテーマに講演多数。アセアンの経営者に、日本の長寿企業文化について研修。永続経営の価値を広く提唱されておいでです。
その他役職も数多く、以下にご就任です。
・ 経済産業省 近畿経済産業局 「Next Innovation」事務局 プロジェクトリーダー
・ (財)大阪市都市型産業振興センター 広報担当フェロー
・ 大阪産業創造館・大阪イノベーションハブ チーフプロデューサー
・ 関西学院大学、関西大学「後継者ゼミ」非常勤講師
・ マイクロ波化学株式会社 広報顧問
次は、山野氏が開校されているゼミの講義レポートです。
先日ゼミに訪問してきました(もちろんWEB上ですが・・・)。
タイトルは、「どうする、親の商売? 継ぐべきか、継がざるべきか、モヤモヤしている大学生歓迎。同じ境遇の仲間と先輩経営者と一緒に家業に向き合う三か月、ガチンコ後継者ゼミ」 。
家業を継ぐべきか、継がざるべきか難しい問題です。「家業は斜陽産業で将来性はない」、「親と同じ商売をするのが嫌だ」と家業を継ぐ人生にモヤモヤしている人は、ぜひ履修。「親の会社は順風満帆だ」と思っている学生諸君も受講すべし。「たまたま経営者の家に生まれてしまった人間シバリ」で行われる授業。
「カリキュラム」内容(一例)
1. グループ討議 自分を知る ハタチの人生棚卸
2. 講義 事業承継の本質と後継者のキャリア
3. 事例研究 下請けからの脱却 Made in Ikuno ブランドは世界へ
4. 事例研究 留学中に家業が窮地に。死に物狂いで臨んだ事業再建
5. 事例研究 子供の頃の夢は道具屋、家業×ネットで海外展開
6. 事例研究 跡取り娘が継いだのは男だらけの町工場、私だからできること
7. 事例研究 我が家の創業ストーリー
8. 事例研究 後継者たる者、起業家のように後を継げ
9. 事例研究 初代は布団縫製→二代目寝袋→三代目は国産ダウンジャケット
10. 家業の金属加工でロボットビジネス始めました
11. 講義 ファミリービジネス概論
12. グループ討議 家業をベースに挑戦する
今後の活動にもご注目ください。いつか山野氏との対談を実現させて、対談レポートもご報告します。
早くも、今年も残すところひと月半です。来年に向けた準備はいかがでしょうか。
孔子じゃないですが、15歳を志学、30歳を而立、40歳を不惑、50歳を知名、60歳を耳順。
当の筆者も年初には何を学ぶか志を立て、1年があっという間に過ぎてしまいます。
全員閲覧可
2017年12月6日
全員閲覧可
2017年11月8日
全員閲覧可
2017年10月11日
全員閲覧可
2017年9月13日
全員閲覧可
2017年8月9日

他の連載コンテンツ